預け先の解説

Jupiter Lend

更新日 2026年10月13日 ・ 株式会社SOLプラネット

Jupiter が提供し Fluid の技術で動く Solana の貸付。キュレーター制と、2025 年の開示の訂正

Jupiter Lend は、Solana 最大の取引集約サービスを運営する Jupiter が 2025 年に始めた貸付プロトコルです。技術は Fluid(Instadapp)のものを採用しています。当社の画面では USDC と SOL の預け先として並んでいます。

当社が使っている範囲

主市場の USDC と SOL だけを使います。SOL は預けるときにラップ(WSOL)され、引き出すときに元の SOL に戻ります。主市場のキュレーター(資産と掛目を決める役)は Fluid です。

5 つの観点

観点 内容
責任主体 Jupiter が提供し、市場ごとにキュレーターが資産と掛目を決める。キュレーターは資産を預からず、資産を外に動かせない
市場の作成権限 運営が選んだキュレーターのみ。誰でも作れる仕組みではない
リスク管理 Fluid の清算設計(担保割れの位置をまとめて清算し、不良債権が溜まりにくい)。担保の一部を他の市場の流動性に再利用する設計(下記)
損失の受け皿 常設の準備金はない。担保割れの位置はプロトコルが吸収する(Fluid と同じ仕組み)。最終的な負担者は公式文書に明記されていない
実績と事故 2025 年稼働。預かり規模は 2026 年 10 月に Kamino を上回った。2025 年 10 月の急変動でも不良債権ゼロ(運営の公表)。2025 年 12 月、「他の市場に伝播しない」とした説明が正確でなかったと幹部が認め、文書の整備を約束。監査は複数社(Zenith、OtterSec、Offside、MixBytes、Code4rena)と Certora の形式検証。2026 年 2〜3 月の Code4rena は高リスク 0 件、中リスク 3 件で、追加監査と試験の強化を勧告

担保の再利用について

Jupiter Lend では、ある市場に預けられた資産が、対になる市場の借り入れの原資にもなります。資本効率は上がりますが、市場が完全に独立しているわけではありません。当初の案内が「他の市場への伝播はない」としていたため、Kamino や Fluid の関係者から指摘があり、Jupiter はこれを訂正しました。利用者の資産の損失は報告されていません。

注意点

  • 稼働から日が浅く、監査側は大きな資金を入れる前の追加監査を勧めています。
  • 損失が出たとき誰が負担するかは、公式文書に明記されていません。
  • 年率は借り入れの需要で変わります。画面の表示をご覧ください。

出所

本記事は情報提供のみを目的とし、投資助言や勧誘ではありません。内容は更新日時点の公開情報に基づき、その後に変わることがあります。暗号資産の価格、各プロトコルの状況、年率は変動し、元本は保証されません。

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