預け先の解説
Compound v3
更新日 2026年10月13日 ・ 株式会社SOLプラネット
2018 年から稼働する貸付プロトコル。DAO による管理と、市場ごとの準備金
Compound は 2018 年に稼働を始めた貸付プロトコルです。現在の版(v3、Comet)は 2022 年に始まり、市場ごとに 1 つの貸付資産を扱う設計です。当社の画面では、Ethereum、Base、Arbitrum の USDC の預け先として並んでいます。
当社が使っている範囲
各ネットワークの Compound v3 本体の USDC 市場だけを使います。預け入れは利用者専用の中継コントラクト名義で行います。
5 つの観点
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 責任主体 | Compound DAO。市場の追加やパラメータはトークン保有者の投票で決まる |
| 市場の作成権限 | DAO の審議と投票。誰でも作れる仕組みではない |
| リスク管理 | リスク管理の専門業者(Gauntlet など)が常時パラメータを監視して変更を提案し、DAO が決める。オラクルは DAO が承認した Chainlink 等 |
| 損失の受け皿 | 市場ごとの準備金。担保割れの位置はプロトコルが引き取り、準備金で処理する |
| 実績と事故 | 2018 年から稼働(v3 は 2022 年)。2021 年 9 月、報酬配布の不具合で COMP トークンが過剰に配布された(v2。利用者の預け入れ資産の損失はない)。2026 年 4 月、KelpDAO の rsETH の不正発行で v3 の Ethereum の WETH・wstETH 市場に不正な担保が持ち込まれ、オラクルの変更と清算の一時停止で対応。確定した不良債権額は 2026 年 10 月時点で未確認。複数社の監査、報奨金制度 |
補足
- v3 は市場ごとに 1 つの貸付資産(USDC など)を扱う設計で、他の資産の問題が当該市場に直接波及しにくい構造です。
- 貸し手の前に立つ準備金がある点は、Aave と並ぶ特徴です。
- 2026 年 4 月の rsETH 事案は Compound の契約の脆弱性ではなく、担保資産の発行元側のブリッジが攻撃されたものです。当社が使う USDC 市場の預け手に損失が配分されたという報告は、2026 年 10 月時点でありません。
注意点
- 準備金の規模は市場ごとに違い、損失のすべてを必ず埋めるものではありません。
- 年率は借り入れの需要で変わります。画面の表示をご覧ください。
出所
本記事は情報提供のみを目的とし、投資助言や勧誘ではありません。内容は更新日時点の公開情報に基づき、その後に変わることがあります。暗号資産の価格、各プロトコルの状況、年率は変動し、元本は保証されません。

